【男性育休】上司への伝え方とNGな言葉/例文付きガイド

育児
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こんにちは。男性育休に理解ゼロな上司と交渉のすえ、4か月間の男性育休を取得中のたまいちパパです。

男性育休って、制度としては「取れる」時代になってきたのに「上司にどう切り出すか問題」が付いて回るんですよね。

いきなり「育休取りたいです!」って伝えると角が立ちそう…。かといって遠慮しすぎると、希望する日数が取れないかも…。

男性育休に理解のある上司であればそこまで悩む必要はないのでしょうが、世の中そんな上司ばかりではありませんからね…。僕自身、伝え方はめちゃくちゃ計画を練って挑みました。

この記事では、上司に切り出す流れを「5ステップ」に分けて「セリフ例文付き」でまとめています。忙しい上司でも、ちょっと圧のある上司でも、育休をスムーズに伝えられる形に落とし込みました。

【この記事でわかること】

育休を上司へ切り出す前に夫婦で話しておくべきことがわかる
上司に切り出す5ステップがセリフ例文付きでわかる
上司の状況に合わせたセリフがわかる
アポ取りメール例文がわかる
言うと逆効果になりやすいNG例がわかる

結論:伝え方は「相談→配慮→決定」の順番

男性育休をスムーズに取得するための上司への伝え方は、「相談→配慮→決定」の順番が最良ルートです。

  • 相談のアポを取る(「育休希望」を急に伝えない)
  • 現状の事実を伝える(出産日や現状を説明)
  • 自分の意向を伝える(まずはお願いしますじゃなく“考えています”)
  • 仕事に対する配慮を伝える(引き継ぎ・業務整理を中心において話す)
  • 社内の進め方を確認して決定する(社内規定に沿って進める)

この順番で言うと、上司も「相談を受け取る準備」「懸念の解消」ができるので、角が立ちにくいです。

上司に伝える前に、夫婦で決める3つのこと

育休は、原則として出生日から子どもが1歳になる誕生日の前日までの期間、2回に分けて取得できます。それとは別に産後パパ育休として、産後8週間以内に4週間(28日)を限度として、2回に分けて取得できます。

色々な取り方があるため、「なんとなく育休が欲しい」「それについては妻に聞いてみないと…」だと上司も困ってしまいます。夫婦で決めておくことは、上司に伝える前に話し合っておきましょう。

①取得したい時期

どの時期に取得したいのかは、妻の意向もしっかり確認しておきましょう。

例えば

  • 「出生日直後から」
  • 「出生日直後と、子どもが1歳になる前に」
  • 「2月・5月・8月・10月に4回分けて取りたい」

など。ある程度の幅がある方が上司に相談という形にもっていきやすいです。

②取得したい期間

取得したい期間も、だいたいは決めておきましょう。

例えば

  • 「出生日からは半年間程度」
  • 「出生日からは3~4ヶ月間と、1歳になる前は1ヵ月間程度」
  • 「4回に分けて、2週間程度ずつ」

など。「〇月〇日~〇月〇日まで」という細かな日程までは指定せず、上司とすり合わせられる余裕がある方が角が立ちません。

③共有範囲(誰まで伝わってOKか)

  • 「まずは上司にだけ」
  • 「同僚には出産1ヵ月前に」

など。妊娠の過程によって様々な悩みもあると思うので、誰まで伝わってよいかは決めておきましょう。上司にだけ、のつもりが、数日で職場のみんなが知っていた。なんてことにもなりかねませんので…。

上司に切り出す5ステップ(セリフ例文つき)

ここからが本題ですね。育休申請ができるだけスムーズにいくように、各ステップのセリフ例文も紹介しています。上司との関係性に合わせて、チョイスしてくださいね。

ステップ1:相談のアポを取る

いきなり「育児休業って取れます?」と聞くのではなく、相談をしたいことがわかるようにアポを取りましょう。

目的:上司の頭を「相談モード」に切り替える

  • 「ご相談したいことがありまして、15分ほどお時間いただけますか?」
  • 「すみません、ご相談があって。今日か明日で少しだけお時間ください」
  • 「今から少しだけお時間いいですか?」
  • 「お忙しいところすみません。どこかで少しお時間いただけますか?」
  • 「今日って都合のいいタイミングありますか?ちょっと話したいことがあって」

※アポの時点では「育休の話です」と言い切らない方が、上司に過度な警戒感を与えません。

ステップ2:現状の事実を説明する

妊娠、出産のパターンは本当に人それぞれ。アポをとって上司と話せるタイミングで、出産日などのわかっている事実を伝えましょう。

目的:上司に現状を理解してもらう

  • 「私事で恐縮ですが、妻が妊娠していることがわかりまして…」
  • 「〇月〇日が出産予定日で…」
  • 「里帰り出産はせず、自宅近くの産院で出産予定で…」
  • 「出産直後にまとまった休みが必要になりそうで…」

事実と意向はしっかりと分けて伝えた方が良いので、まずは事実だけを短く伝えましょう。

ステップ3:自分の意向を伝える

「〇月〇日~〇月〇日まで休みを取りたいのでお願いします!」という言い方ではなく、相談ベースで意向を伝えましょう。

目的:上司に育休希望、時期や期間などの意向を知ってもらう

  • 「妻と話し合い、できれば出産直後から育児休業を取得したいと思っています」
  • 「期間は妻の体調が完全に回復するまで、1~2ヵ月程度で考えています」
  • 「少し先の話ですが、子どもが少し大きくなった〇月頃にも取得できたらと思っています」
  • 「仕事もおろそかにはしたくないので、業務への影響が少ない取り方を教えていただきたいと思いまして」

「取らせてください」より「取得したいと考えています」の姿勢が大切です。

制度としてはもちろん希望日で取れるものですが、絶対にその日でないといけない理由がないのであれば、会社側の都合と自分の都合をすり合わせられる姿勢でいる方が、スムーズにいくことでしょう。

ステップ4:仕事に対する配慮を伝える

育休を取ることで上司が困るのは、引き継ぎや業務整理など今後の現場が回るかどうか。それらに対する配慮も伝えていきましょう。

目的:育休に対する上司の不安を解消する

  • 「なるべくご迷惑をかけないよう、育休中の業務についてはこう考えています」
  • 「自分の担当業務については、見れば一目でわかるような資料を作っておきます」
  • 「引き継ぎ先については、同僚の〇〇さんに了承を得ております」
  • 「取引先には、〇月中旬頃にお伝えしておきます」
  • 「必要があれば早めに引き継ぎを始められます」

など。制度や気持ちだけで育休の話をすると、上司としては「仕事はどうするの?」となりがち。だからこそ、取得後の仕事の回し方まで考えて準備していると伝えるのが大事です。仕事目線の上司ほど、ここがいちばんのポイントになりますね。

ステップ5:社内の進め方を確認して決定

相談したはずなのに、先延ばし先延ばしで話が進まなかったり、後から「聞いてないよ」みたいな反応を示す上司も中にはいます。社内規定を確認して、育休決定まで進めていきましょう。

目的:ふわっとした会話で終わらせず、育休決定まで進めていく

  • 「今日の相談を踏まえて、次はいつまでに何をすればいいですか?」
  • 「手続きは私から人事に連絡する形で大丈夫でしょうか?」
  • 「社内規定や必要書類を確認しておきます。窓口は人事で合っていますか?」
  • 「進め方で注意点があれば教えてください。抜け漏れなく進めたいです」

など。強気で言う必要はないですが「育休を取りたいって気持ちはわかったよ」などの会話で終わってしまうと、その日話した内容通りには進まないことも。

次のやること(人事に連絡/再相談の日程/書類の提出)まで決めるのが大事です。

上司の状況に合わせた3パターン

①淡々とした上司

淡々とした上司には、自分の現状や意向を長々と話すよりも、短く、選択肢をしぼった伝えた方がすんなり通りやすいです。もちろん言い方は関係性に合わせて下さいね。

  • 「子どもが生まれるため、育休を取得したいと考えています」
  • 「開始時期はA案(○月○日〜)かB案(○月△日〜)で考えています」
  • 「どちらの場合でも現場が回るように、引き継ぎなどを整理します」
  • 「どちらが現場的に良さそうか相談させてください」

など。ポイントは長話しにならないように。質問されたことにはその場で答えられるように。

②育休に理解がありそうな上司

育休に理解がありそうな上司には、育児に対して真剣に考えていることや上司を頼りにしていることをしっかり伝えて協力を仰いでいきましょう。

  • 「この度、妻が妊娠していることがわかりました」
  • 「育児を妻とともに担いたいので、育休を取得したいと思っています」
  • 「ご迷惑おかけするのですが、これくらいの期間を取得したいと考えています」
  • 「育休にあたって、社内の進め方や何か気を付ける点などあれば教えてください」

など。ポイントは感情+結論。上司に共感できる内容があれば協力的な態度でサポートしてくれることでしょう。

③反対されそうな上司

反対されそうな上司には、とにかく意見がぶつからないようにすることが重要です。もし意見が合わなかったとしても直接説得しようとするのは絶対にやめましょう。まずうまくいきません。

  • 「育休を取得したいと考えています」
  • 「ですが、まずは業務への影響を出来る限り小さくする取り方を相談したいです」
  • 「時期や期間などについては、もちろん調整可能です」

など。ポイントは上司の意見に正面衝突はせず、論点を「仕事が回る形」を中心に話します。どうしても話し合いがうまくいかない時は、人事や相談窓口へ相談しましょう。

アポ取りメール例文

ここでは上司へのアポ取り・人事へ手続き確認のメール例文を紹介します。育児休業の取得希望を、いきなりメールで伝えることはやめておきましょう。

上司宛:面談アポ

件名:ご相談したいことがあります
お疲れさまです。〇〇(氏名)です。
業務に関するご相談があり、15分程お時間を頂戴できますでしょうか。

今週中でご都合のよいお時間がございましたら、候補をいくつか頂けますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

人事宛:手続き確認

件名:育児休業取得に関する手続きの確認
お疲れさまです。〇〇(部署)の〇〇(氏名)です。

育児休業の取得を検討しております。
上長へも相談のうえ、社内手続きについて確認したくご連絡いたしました。

必要書類(社内様式等)や申請の流れ、提出期限についてご教示いただけますでしょうか。

何卒よろしくお願いいたします。

言うと逆効果になりやすいNG例

ここでは、育休希望時に絶対に言わない方がいいNG例を紹介していきます。

「制度的に取れるんで」

NGセリフ例

  • 「法律で認められてるので絶対取らせてもらいます」
  • 「制度があるんだから取れて当たり前ですよね」

なぜNG?
もちろん正論ですが、上司の頭が「相談」じゃなくて「対立」モードに切り替わります。育休の是非に考えがズレて、どれだけ引き継ぎなどを計画していたとしても、その話に耳を傾けてもらえなくなります。

「もう決めましたから」

NGセリフ例

  • 「○月○日から取ります。もう決めましたから。」
  • 「期間は4か月で確定です。変更はできません。」

なぜNG?
上司は「相談もなく勝手に決められた」と感じると、拒否反応が出やすいです。本来スムーズに進む話だったのに「なんとなく気に入らない」となってしまいます。

「人がいないのは会社側の都合ですよね」

NGセリフ例

  • 「引き継ぎ先がいないのは会社側の都合ですよね」
  • 「人手不足なのは僕の責任じゃないので」

なぜNG?
言いたい気持ちも分かるんですが、上司からすれば、育児休業を取得するのは君の都合なんだから「会社側の都合」と切り捨てるのではなく、どうすれば会社側もスムーズにいくのかを一緒に考えるべきだろう。となります。上司と感情の戦いになると、負け試合になりやすいですよ。

育休希望をいつまでに伝えるか

ここでは育休希望を伝える時期の目安について紹介します。細かい期限は会社によって違うので、ギリギリになる場合は必ず人事に確認しておきましょう。

厚生労働省の資料によると、申出期限の原則は、

  • 育休:希望どおり開始するなら原則「開始予定日の1か月前まで」に申し出るのが基本
  • 産後の短期休業(いわゆる産後パパ育休):原則「2週間前まで」に申し出るのが基本

ただ、これはただの最終期限。実際にいつ頃伝えるのが良いかを考えると、

  • 家庭側:妊娠初期は不安も大きいし、流産のリスクだってもある。
    →なので周囲に広く伝えるのは安定期に入ってからのほうが安心。という考え方で普通。
  • 会社側:引き継ぎ・体制づくりを考えると、早ければ早いほど助かる
    →上司が仕事を気にするタイプなら、なおさら早めに相談したい。

そこでおすすめは、
安定期に入った後、まずは上司や人事だけに「相談」→社内規定の期限より1ヵ月以上は余裕を持って申出して周囲へ告知。これくらいの流れが一番良いタイミングだと思います。

まとめ

男性育休って制度は整ってきたのに「上司にどう伝えるか」でつまずきやすいですよね。

僕も理解ゼロの上司相手にかなり苦戦しましたが、結局いちばん効いたのは、気持ちや正論じゃなくて「伝え方」でした。いきなり「育休取りたいです!」と切り出すと、「仕事どうするの?」に飛びがち。でも、相談→事実→意向→配慮の流れに乗せるだけで、反応はかなり違ってくると思います。

要は「育休を取りたい」という家庭の都合だけじゃなく、「仕事が回るのか?」という会社側の都合も考えていることを伝えること。伝えるタイミングも同じ考え方ですね。

もし今、育休取得を言い出せずにいるなら、この記事の例文を参考に、まずは相談のアポだけ取ってみてください。

あなたの育休取得がスムーズにいくことを祈っています。

最後まで閲覧ありがとうございました。

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